社会人博士の深層学習ブログ

深層学習を使った環境音認識研究で、働きながら博士号を取得しました

【自己啓発】集中力とやる気を高めるために読んだ本5選

私が社会人博士を始める前に、頭が良くなりたいと思って、集中力や脳の鍛え方、モチベーションアップのために読んだ本を紹介します。

気になった本があれば、読んでみてください。

 

集中力、やる気を高めるために役に立った本5選

①自分を操る 超集中力 / DaiGo おすすめ度☆☆☆☆☆

 

メリット:

1冊目としては非常に読みやすいです。集中力を高く保つためには、運動や食事、睡眠など、様々な要素が絡んできますが、総合的に書かれているので、普段の生活にどう取り入れていけばよいかがイメージしやすいです。

 

例えば、パワーナップと呼ばれる15分程度の昼寝が、午後のパフォーマンスにどの程度影響を与えるかなど、取り入れるのが簡単なテクニックについても豊富に書かれています。

 

こういったテクニックは、一度習慣にしてしまえば、後は自動的に生産性が高まっていくので、自分に合うと思ったものだけでも、取り入れてみると良いかと思います。

 

デメリット:

どんな本でもそうかもしれませんが、すべてを取り入れようと思えるかというと、怪しい手法についても書かれています。

 

例えば、感情によって向いている作業があるそうで、怒っている時と悲しい時とで作業を変えたほうがよいそうです。

 

確かに、出典元の論文で行われた実験ではそうだったのかもしれませんが、自分がいつ怒るのか、悲しむのか、イレギュラーな事象を勉強の計画に組み込むと、かえって習慣が崩れてしまう気がして、私は取り入れていません。

 

 

②脳を最適化すれば能力は2倍になる / 樺沢紫苑 おすすめ度☆☆☆☆☆

 

メリット:

やる気や安らぎ、ひらめきなどに関係の深い脳内物質について、わかりやすく解説されています。

 

例えば、多かれ少なかれ、パワハラ上司に発破をかけられて、締め切りに追われるという経験をされた方も多いかもしれませんが、この時脳内ではノルアドレナリンが分泌されるそうです。

 

ノルアドレナリンによって、一時的にはやる気や集中力が高まりますが、1ヶ月もすると次第に分泌されなくなるようです。ノルマでプレッシャーを受け続けた人が、次第に無気力になっていくのを見たことがあるかもしれませんが、まさにノルアドレナリンの効果であり、持続的にモチベーションを保つのには向いていません。

 

本書では、脳科学的な観点で、持続的にモチベーションを保つにはどうしたらよいか、わかりやすく書かれているのでおすすめです。

 

デメリット:

ドーパミン、セロトニンなどの脳内物質の名前が出てくるので、興味のない方にとっては退屈かもしれません。

ですが、手っ取り早い方法論だけが書かれている本より信憑性が増すので、私はこの本のように根拠が書かれている本のほうが好きです。とは言っても、厳密な説明というよりは、わかりやすさを重視されているので、簡単に読めるレベルだと思います。

 

③脳を鍛えるには運動しかない おすすめ度☆☆☆☆

 

メリット:

 脳のニューロンを増やすための具体的な方法が書かれています。昔は、脳細胞は生まれてから死ぬまで減る一方だと言われていましたが、近年ではその常識は完全に覆っており、むしろ鍛えることができるということがわかっているそうです。

 

例えば、ロンドン市街地のベテランタクシードライバーは、新人ドライバーに比べ、海馬と呼ばれる脳の記憶領域が明らかに大きいそうです。

 

では、何をすれば効率的に脳を鍛えることができるのか?

 

答えはきつめの有酸素運動だそうです。具体的には最大心拍数の70%程度の強度の運動を行うことで、BDNFと呼ばれる脳の成長因子が分泌されます。

 

本書では、アメリカの学生が運動によって劇的に成績を向上させた具体例から、なぜ脳が運動によって成長するのか、そしてその効果の持続時間はどのくらいなのか、読み応えのあるページ数で豊富に書かれています。

 

デメリット:

もともと外国の方が書かれた本ですが、とにかく分厚いです。600ページぐらいあるので、読み終わるのに時間がかかりました。

個人的には、具体例はもっと少なくても良いかとは思いますが、適宜読み飛ばしても十分ためになる内容だと思いました。

④夢が自動的にかなっていく ブレインプログラミング / アラン・ピーズ おすすめ度☆☆☆☆ 

 

メリット:

この本は、やりたいことがあったけど、諦めてしまったという方を勇気づけるような内容です。大雑把にいうと、願い続ければ必ず叶うというものですが、「引き寄せの法則」みたいなスピリチュアルな話ではなく、本書には根拠があります。

 

人間の脳には五感から大量の情報が常にインプットされ続けていますが、すべてを処理していたら脳がパンクしてしまいます。

 

脳のパンクを防ぐため、RAS(網様体賦活系)と呼ばれる関門で、必要な情報とそうでない情報を選別しています。必要と判断された情報のみが脳の「意識」に登ります。

 

つまり、何かを実現したいと強く思うことで、それに関連する情報をRASが意識に挙げてくれるようになるわけです。

 

私自身も、それまでやりたい仕事ができず、7年間ずっとモヤモヤし続けていました。ですが、本書を読んで、実現するためにはどうしたらよいかを日々考えるようになってから、1年経たないうちに行きたかった部署からオファーが来ました。

 

あまりにも嘘っぽいですが、実際に起こった話です。その過程には、今まで目に止まることもなかったチャンスが見えるようになり、小さな行動が劇的に増えたというのが理由にありました。

 

本書の中でも、絶対ウソでしょと思うような事例が多数書かれているので、私のように、「もしかしてチャンスって意外と転がっているのかも?」と勇気づけられる方もいらっしゃると思います。

 

デメリット:

こちらも、外国の方が書かれた本なので、事例がとにかく多いです。適宜飛ばしても良いかもしれませんが、あまりにも嘘っぽいので、逆に面白いです。

例えば、長年エベレストに登りたいという夢があったが、時間もお金もないし、諦めかけていましたが、わずか数カ月で登頂を達成したのです!しかもお金もないのにです!

こんな、私たち一般時からしたら、あまり現実感のない事例も多いですが、面白がって斜め読みしても良いかもしれません。

 

⑤HEAD STRONG シリコンバレー式 頭がよくなる全技術 / デイヴ・アスプリー おすすめ度☆☆☆

メリット:

この本は、食事、睡眠、環境など、さまざまな側面について、脳に良いもの、脳に悪いものについて細かく書かれています。

 

特に、ミトコンドリアを増やし、炎症を抑えることが脳機能の向上に重要になることを解説した上で、各テクニックについて書かれています。

 

特に、どんな食事が良いか、また、良いと思っている食事でも気をつけなければいけない点があるなど、かなり細かい内容が記載されています。

 

例えば、近年、コーヒーは体に良いと言われていますが、選び方を間違えると、カビ毒を摂取してしまう可能性もあるそうです。

 

体に良いと思って食べていたものの思わぬ落とし穴を避けるためにも、こういった細かい内容にも、一度は目を通しておいても良いかもしれません。

 

 

デメリット:

全体的に、やってはいけないことが多く書かれているので、やってはいけないリストが増えすぎてしまい、現実的ではなかったです。

例えば、コーヒーにはカビ毒がある、マグロには水銀がある、醤油にもヒスタミンが。。といったように、ネガティブな内容も多いので、まずは、①〜④のような、ポジティブな内容からはじめてみることをおすすめします。

 

 

まとめ

私自身が頭良くなりたい、やりたい仕事にチャレンジできる能力を身につけたいと思って、読んだ本を紹介しました。

すべてを鵜呑みにする必要はないですが、新しい知識を得ることは、その事自体が楽しいですし、どれか一つくらい試してみたくなるものです。

試したことに対するフィードバックがあると、人はモチベーションが続くものなので、どれか一つでも気になったものがあれば、画像から飛べるので、ぜひ読んでみてください。