社会人博士の深層学習ブログ

深層学習を使った環境音認識研究で、働きながら博士号を取得しました

2018-01-01から1年間の記事一覧

【社会人博士】体験談① 〜入学からの約半年、深層学習の勉強からスタート〜

ほぼほぼ初心者の状態から、社会人博士課程に入学し、半年ちょっとがたったので、今までをまとめてみる。 入学を決めるまでの2年間も書いてありますので、よかったら読んでみてください。 (ただの日記になってしまっていますが) ys0510.hatenablog.com 4月…

【セマンティックセグメンテーション手法】Segnetのネットワーク構造や性能をU-Netと比較

今回はSegnetを使って、自動運転にも使われているセマンティックセグメンテーションを試してみました。 Segnetとは 前回紹介したU-Netと同様、セマンティックセグメンテーション手法の一つで、以下の図のようなEncoder-Decoder構造を持ちます。 簡単に言うと…

【深層学習】VGG16でfine tuningしたFCNでセマンティックセグメンテーション 〜ネットワークの解説とCityscapesデータセットで実験〜

今回は、VGG16をFine tuningしたFCNを試してみました。 そもそもセマンティックセグメンテーションは何か?他の手法との比較に関しては、以下の記事をご覧ください。 本記事では、FCNに関連する事項について書いていきます。 ys0510.hatenablog.com VGG16と…

【深層学習】U-Netでセマンティックセグメンテーション 〜ネットワーク解説とCityscapesデータセットで実験〜

今日はU-Netでセグメンテーションをやってみた結果を載せてみます。 セグメンテーションとは、以下の例のように、画像のピクセル単位で車や歩行者などを認識するAIの技術で、自動運転などに使われていたりします。 ys0510.hatenablog.com 学習に使ったデータ…

【機械学習】ディープラーニング以外の機械学習は古い?

今回は、ディープラーニング以外の機械学習手法などについて。 ディープラーニングを用いれば、人間が特徴量抽出を行わなくて済むため、大変便利なのですが、その分デ ータ数が必要になったり、パラメータチューニングが大変になってしまうのというのが、私…

【信号処理】コヒーレンス関数から何が言えるか

先日の記事で、伝達関数測定の際、どのようにコヒーレンス関数を見ればよいのかを考えました。 伝達関数測定とコヒーレンス関数とは - メーカー社員が0から人工知能分野の博士号を目指す 某サイトによると、コヒーレンス関数が低くなっていまう理由としては…

【信号処理】伝達関数測定とコヒーレンス関数とは

会社で振動制御に取り組んでいる先輩から、伝達関数やFRF、コヒーレンスについて質問をもらい、答えていくうちに、少し本質が見えたような気がしたので、記録に残しておく。 正しくない部分があれば、ご指摘いただけると助かります。 まずは、問題の整理。 …

【体験談】働きながら人工知能分野で社会人博士を目指してみる

あるきっかけで、人工知能や音の信号処理を勉強し始め、「もっと本格的に勉強したい!」という思いから、社会人博士課程に入学しました。 ・ディープラーニング、信号処理の数学的なところが難しすぎて理解不能 ・博士は勉強するところではない(研究すると…

【社会人博士】入学を決めるまでの2年間〜進学を決めたきっかけ、研究室選び、入試までの準備、必要な英語力〜

私は今、社会人博士の学生として、働きながら大学院に通っていますが、そもそもなぜそんなことをしようと思ったのか、入学前の手続きや学費について書いていこうと思います。(直接関係なさそうな過去から振り返っていますが、ご了承ください) 入学2年前の…