社会人博士の深層学習ブログ

深層学習を使った環境音認識研究で、働きながら博士号を取得しました

【簿記3級】1週間(約15時間)の独学で合格した方法

今まで、お金に関する基礎的な知識を身につけるため、簿記3級とFP3級の内容くらいは知っておいたほうがいいのでは?と思っていましたが、時間を理由になかなか手を

そこで、今年のGWもあまり遊びには行きづらいということもあり、ずっと気になっていた簿記3級を受けることにしました。

ですが、簿記の内容は仕事にもまったく関係なかったので、勉強時間は極力短くしたいと思い、1週間での詰め込み合格を目指すこととしました。

最低合格ライン70点のところ、71点というギリギリの点数で、なんとか合格することができました。

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本記事では、一般的な勉強法や勉強時間と比較しつつ、私が実践した勉強法を書いておきます。

正直なところ、合格点ギリギリでの合格だったので、確実な合格を目指したいという方であれば、もう少し時間的な余裕を見たほうが良いかもしれませんが、ご自身の勉強時間の目安にしていただければと思います。

 

一般的な勉強方法と必要な勉強時間

多くのサイトで紹介されていますが、以下のテキストがおすすめされているようです。

私もこの本で勉強しましたが、前半がテキスト・後半に問題集、予想問題集という構成になっています。

いきなり問題集を解くのではなく、まず説明を読みたいという方におすすめです。

 

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上記のテキストを一通りやってみた感想ですが、これだけでは具体的にどのように帳簿を付けるかがイメージがわきませんでした。

そのため、一度読んだだけでは巻末の予想問題集もあまり解けず、100点満点中65点でした。合格点は70点なので、まだ理解力が足りません。

本来ならば、実際に帳簿を付けてみるのが一番だと思いますが、そういう機会もすぐにはないと思うので、問題集をやり込むのが効率的だと思いました。

上記のテキストを終えた後、時間に余裕があるようであれば、以下の問題集もやってみることをお勧めします。

問題を解こうとしたときに、はじめて自分が何を理解していないかということがはっきりわかるので、多くの問題を解くことが確実な理解へとつながると思います。

 


 

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上述したように、テキスト→問題集→間違えたところの復習というサイクルを何回か繰り返すと効率的に学習が進められるかと思います。

各フェーズの内訳の目安は以下の通りです。

 テキスト:10時間

 問題集 :8時間

 テキスト:2時間(間違えた問題の復習)

 

以下のサイトによると、一般的な勉強時間は50時間と言われているようなので、これを2〜3サイクル繰り返せば、ほぼほぼ合格できるということなのでしょう。 

簿記検定合格までに必要な勉強時間はどれくらい? - スマホで学べるスタディング簿記講座

 

私の勉強時間

私がこの1週間で、実際に勉強したスケージュールは以下の通りです。

土曜日の午前中に勉強をはじめて、6日後である金曜午前の試験に合格することができました。学習サイクルにおける各フェーズの内訳は以下の通りです。

 テキスト:8時間

 問題集 :7時間

 テキスト読み直し:1.5時間

残念ながら1サイクルしかできませんでしたが、ギリギリ試験に受かるだけのレベルにはなることができました。

 

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テキストの感想

簿記の勉強をするのは、ほとんどはじめてだったので、テキストを読むところから始めました。

8時間ぐらいかけて、ある程度じっくりテキストを読みましたが、問題を特には不十分でした。

テキストの前半部分は、ひたすら仕訳のルールについて書かれているのですが、肝心の帳簿の書き方が後半にしか書かれていないため、全体像がよくわからないまま進んでしまった印象です。

なので、テキストの1周目では、それほど時間をかけずにさらっと流して、帳簿を付けるところや問題を解くときにわからない内容を戻って確認するというやり方がいいように思いました。

 

 

自身の理解度振り返り

基礎中の基礎的なところはしっかり理解できたかと思います。

特に、資産、負債、資本、費用、収益の関係性など、会社でなんとなく聞いたことがあるだけだった、棚卸しや決算、振替などが理解できるようになりました。

しかし、詰め込みの勉強になってしまったため、理解が甘い部分も残ってしまったように思います。例えば、決算時の利息の振替など、試験でもきっと間違えていることでしょう。

そもそも、就職のために取るわけでもなく、お金の知識を身につけることが目的だったので、試験に合格はしたものの、本来の目的としては、もう少し勉強すべきだったようにも思います。

 

まとめ

簿記3級に1週間で合格した体験談を書きました。

あと1問でも間違えたら落ちていたので、確実な合格を目指す場合は、もう少し時間の余裕を見たほうがよいかと思います。

これから勉強を始めるというかたの目安にしていただければと思います。